007. 移動式蓄電池の優位性

搬送するレムリア

移動式蓄電池は、持ち運びができる蓄電池であり、従来の据え置き型蓄電池や自家発電装置とは異なる優位性を持ちます。
大容量の電力が必要な場合や、電力コスト削減を目的とする場合には据え置き型が適していますが、災害対策においては、装置本体が被災で使用不能になるリスクや、必要場所が不確定であることを考慮すると、可搬性が重要になります。
蓄電池選びにおいては、目的を明確にし、用途に合った製品を選択することを強く推奨します。
医療機器用蓄電池レムリアは、災害対策を重視した製品であり、全モデルに可搬性を備えた設計を採用しています。

移動式蓄電池(可搬式蓄電池)の優位性は以下の通りです。

1. 可搬性と柔軟性

場所を選ばない利用が可能となります。電源がない場所でも電気製品が使用できます。災害時には、避難所や停電した自宅など、必要な場所に持ち運んで活用できます。
また多様な用途への対応で、家庭用電源としての利用はもちろん、医療現場など、様々なシーンで活用できます。車両に搭載して、移動中の電源として利用することも可能です。

2. 導入と運用の容易さ

据え置き型のような専門的な工事が不要で、手軽に導入できます。賃貸住宅や集合住宅でも、制約を受けることなく利用できます。また設置費用や維持費用が、据え置き型に比べて安価な傾向があります。必要な時に必要な場所に持ち運んで使用できるため、効率的な運用が可能です。

3. 非常時における活用

災害による停電時でも、照明や情報収集、通信機器などの電源を確保できます。さらにレムリアであれば、医療機器への電源確保として利用が可能になります。避難生活における電力不足を解消し、安全な生活を支援します。
またBCP(事業継続計画)対策として、事業所や店舗、医療・介護施設、避難所(福祉避難所)において、停電時のバックアップ電源として活用できます。

4. 技術進歩による性能向上

技術の進歩に伴い、蓄電池は進化を続けています。据え置き型蓄電池は、製品の入れ替え時に工事が必要になることが多いですが、移動式(可搬式)蓄電池であれば、容易に交換することが可能です。

グッドデザインしすおか

レムリアが2023年度グッドデザインしずおか大賞受賞した理由の1つにも【可搬性】について大きな評価を頂きました。レムリアが病院・介護における非常用蓄電池として優位性がある事が理解できます。