病院(400床)

遠心型血液成分分離装置とバックアップ電源
遠心型血液成分分離装置とバックアップ電源
遠心型血液成分分離装置とバックアップ電源

【区分・規模】病院(400床)

【地域】新潟県

課題

病院の自家発電装置の不具合により、病理検査室や病理組織検査室、細胞診検査室、病理解剖室、免疫組織化学検査室などのバックアップ電源体制に不安が生じています。もし停電時に遠心型血液成分分離装置が停止した場合、白血病患者様の治療スケジュールが大幅に遅延し、生命に関わる事態も想定されます。

しかしながら、自家発電装置の修理には半年以上を要し、3か月後には台風シーズンが到来するため、台風による停電への対策も急務となっていました。

  • 遠心型血液成分分離装置
  • プシュプル換気装置
  • 凍結組織切片作製装置
  • パラフィン浸透装置
  • パラフィン包理ブロック作製装置
  • 連続迅速自動固定包埋装置

医療機器用蓄電池レムリアを導入した結果、以下の効果が得られました。

  1. 病理検査室のバックアップ電源体制の強化
    • レムリアの導入により、自家発電装置の修理期間中も、停電時の遠心型血液成分分離装置の安定稼働が確保されました。これにより、白血病患者様の治療スケジュールが遅延するリスクが大幅に低減し、患者様の安全が確保されました。
  2. 台風シーズン等における停電対策の強化
    • レムリアは、台風による突発的な停電が発生した場合でも、医療機器への電力供給を維持し、医療サービスの継続性を確保します。その結果、停電による医療サービスの停止というリスクを回避することができ患者様への安心感へと繋がりました。
  3. その他
    • レムリアは、医療機器規格JIS T 0601-1に適合した高い安全性を有しており、安心して運用できています。
    • 冷却用外気口がない構造のため、埃や液体そしての侵入による故障リスクが低く、メンテナンスが容易です。また病原菌などの細菌の拡散の心配が無くなりました。

レムリア導入は、病院の病理検査室におけるBCP(事業継続計画)対策として非常に有効であり、患者様の安全と医療サービスの質向上に大きく貢献しています。

  • 医療機器用蓄電池レムリア ME3000