病院(200床)



【区分・規模】病院(200床)
【地域】関東
課題
病院内のCVCF(交流無停電電源装置)が故障し、修理に多額の費用と時間を要する状況でした。病院の屋上にある自家発電装置は正常に機能するものの、停電発生から起動までに約15分のタイムラグが生じることが、喫緊の課題として浮上しました。
接続対象機器
- ロボット手術ガイドシステム
- モニター
- レーザーメス
効果
手術室内の非常用コンセント(自家発電装置に接続)に医療機器用蓄電池レムリアを接続し、手術中に停止させてはならない医療機器をレムリアの出力に接続しました。これにより、突発的な停電が発生しても、自家発電装置が起動するまでの約15分間のタイムラグを解消し、さらに自家発電装置が万一作動しなかった場合でも、約3時間の電源確保が可能となりました。
従来、手術中に突然の停電や瞬時的な電圧低下が発生した場合、手術の中断はやむを得ませんでした。しかし、レムリアの導入により、このような不測の事態においても、安全かつスムーズに続行することが可能になりました。
このレムリア導入により、手術中の予期せぬ停電に対する安全性が飛躍的に向上し、医療スタッフは患者様の安全確保に集中できる環境が整いました。また、導入後の運用データ分析により、他の手術室や集中治療室への水平展開も視野に入れ、さらなる医療安全体制の強化に貢献できる可能性が示唆されています。
導入機器
- 医療機器用蓄電池レムリア ME3000